大洲 海水浴場で子どもたちが清掃 SDGsに理解深める

子どもたちに環境保全への意識を高めてもらおうと、19日、大洲市の長浜海水浴場で、地元の園児や児童などによる清掃活動が行われました。
この清掃活動は、環境教育に取り組んでいる団体と長浜小学校が企画し、地元の保育所の園児や児童などあわせて200人あまりが参加しました。
子どもたちは、海水浴場を歩きながら火ばさみなどを使って、砂に混じったビニール袋やプラスチック、それに木くずや瓶の破片などを拾っていました。
強い日差しが照りつける中、子どもたちはこまめに水分補給をするなど、熱中症対策にも気をつけながら、およそ30分で清掃活動を終えました。
子どもたちが集めた15袋ほどのごみは、小学校の工作の材料として再利用され、子どもたちに持続可能な開発目標「SDGs」への理解を深めてもらうということです。
参加した6年生の女子児童は、「ごみをポイ捨てしている人が多いと感じました。これからも自分で出したごみは持って帰ろうと思います」と話していました。
清掃活動を企画した一般社団法人「宇和島SDGs社会教育事業団」の霜村一郎代表理事は、「海ごみがどこからたどり着いてどんなものがあるのかを知ってもらい、環境への理解を小さいころから深めてもらいたい」と話していました。