18日午前中にかけて線状降水帯のおそれ 土砂災害などに警戒

18日午前中にかけて線状降水帯のおそれ 土砂災害などに警戒

前線や湿った空気の影響で四国では局地的に雨が強まっていて、18日午前中にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒が必要です。

高松地方気象台によりますと、梅雨前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で四国は大気の状態が不安定になっています。
局地的に雨が強まっていて、午前5時までの1時間には国土交通省が高知県宿毛市に設置した雨量計で59ミリの非常に激しい雨を観測し、高知県四万十市中村で46.5ミリ、愛媛県今治市玉川で30ミリの激しい雨を観測しました。
このあと低気圧は発達しながら東よりに進み、四国では午前中にかけて線状降水帯が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。
18日予想される1時間に降る雨の量はいずれも多いところで太平洋側で80ミリ、瀬戸内側で50ミリと予想されています。
ことし4月の地震で揺れの大きかった地域では地盤の緩んでいるところがあり、少ない雨でも土砂災害が起こりやすくなっています。
気象台は、朝にかけては低い土地の浸水や川の増水に、夕方にかけては土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全の確保に努めるようにしてください。