松山市の県民文化会館南側の活用に2業者提案意向

松山市の県民文化会館の南側にある県有地の整備計画をめぐり、愛媛県は民間事業者から施設の具体的な提案を再募集していて、7日、2つの事業者から提案を出す意向が示されていると発表しました。県は、提案をもとにことし9月下旬までに事業者を選定することにしています。

松山市の県民文化会館の南側にある県有地をめぐって、県は「MICE」と呼ばれる大規模な国際会議や宿泊ができる施設を整備する方針で、去年11月からことし2月にかけて民間事業者から施設の具体的な提案を募集しましたが、応募のあった1件が不採用となったため3月から再募集しています。これについて、県はきのう、提案の参加表明を締め切り、2つの民間事業者から提案を出す意向が示されていることを明らかにしました。県は施設に求められる機能として国際会議にも対応できるおよそ500平方メートルの会議場や海外のVIPが宿泊可能なスイートルームを8室程度設けることなどを例としてあげていて、8月30日までにそれぞれ提案を出してもらい、9月下旬までに事業者を選定することにしています。愛媛県は、「提案を出す意向を示した民間事業者と今後、個別に対話して、よりより提案につながるよう計画を進めていきたい」としています。