新居浜市で児童に直撃したミラー支柱に取り外せる加工

ことし5月、愛媛県新居浜市で市道のカーブミラーが倒れ、近くを歩いていた小学生がけがをした事故で、市はミラーの支柱が取り外しが出来るように加工されていたことを明らかにしました。市は加工によって強度が弱くなっていたとみて、ほかにも市内に複数ある同様のミラーの交換や撤去を進めることにしています。
5月5日、新居浜市宇高町の市道の交差点に設置されたカーブミラーが倒れ、歩いていた小学生の男の子の頭にぶつかり、軽いけがをしました。このミラーについて、市は5
日、支柱が取り外し出来るように加工されていたことを明らかにしました。市によりますと加工によって支柱の強度が弱くなっていた可能性があるということです。市は令和4年12月の点検で市内の複数のミラーの支柱が加工されていたことを把握していましたが、過去に加工された部分が折れる事故がなかったため黙認していたということです。市によりますといつ誰が加工したかは不明だということですが、地域の祭りが行われる際に太鼓台が通れるようにするためだったとみられるということです。市のこれまでの調査で加工されたカーブミラーはほかにも4基見つかっていて、市は今後、市内のおよそ3300基のカーブミラーを確認した上で、加工されていた場合は交換や撤去を進めることにしています。