愛媛県への移住者が過去最多を更新


愛媛県に昨年度移り住んだ人は7200人あまりで前の年度よりも増えて、過去最多を更新しました。20代から30代が半数以上を占めていて、県は「東京などでの大規模な移住フェアが移住増加につながった」としています。

愛媛県によりますと昨年度、県内に移り住んだ人は7254人で前の年度よりも92人増えて、過去最多を更新しました。
移住先を地域別にみると、松山市が2994人、今治市が1180人、西条市が787人などとなっています。
また年代別では20代と30代があわせて3905人と全体の5割以上を占めているほか、70代以上も44人増えて388人だったということです。
移住前の居住地をみると東京は776人、大阪が703人で都市部からの移住が多いということです。
県は「東京や大阪での大規模な移住フェアが移住増加につながった」と分析しています。
今年度、新たにAIを活用して移住に関する相談を受け付ける「AI移住コンシェルジュ」を導入してインターネットで24時間、相談を受け付けることにしています。
愛媛県では2026年までに転出が転入を上回る「転出超過」の解消を目指していて、中村知事は「今後も市や町と連携して移住促進を図りたい」と話しています。