弓削商船 広島の中学生招いて体験航海

隣接する広島県の中学生に船の仕事に興味を持ってもらおうと、上島町の弓削商船高等専門学校で練習船の体験航海が行われました。

上島町にある弓削商船高等専門学校では生徒のおよそ半分を占める広島県の中学生にも船の航海士や機関士の仕事に興味を持ってもらおうと、例年、福山市や尾道市の生徒を招いて体験航海などのイベントを行っています。
14日は福山市の神辺西中学校の2年生およそ100人が学校を訪れました。
生徒たちはまず、船を岸壁に係留したり荷物を固定したりする際に固く結べて簡単にほどける特殊なロープの結び方を教わりました。
そして、ことし3月に導入されたばかりの練習船「弓削丸」に乗り込み、出発しました。
船は海洋実習に使われるもので、生徒たちは、双眼鏡で瀬戸内海の島を見て歓声を上げたりデジタル化された最新の海図を興味深そうに触ったりしていました。
参加した女子生徒は「初めてこんな大きな船に乗ったので楽しかったです。船員はかっこよくて尊敬しました」と話していました。
練習船「弓削丸」の加藤博船長は「生徒たちに楽しんでもらえてよかったです。少しでも船の仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいです」と話していました。