愛媛県美術館でミニチュア作家の展覧会

学校の教室や家の部屋などをリアルなミニチュアで表現した作品の展覧会が松山市で開かれています。
松山市の愛媛県美術館で開かれているのは、ミニチュア作品などを手がけるアーティスト、Mozuさんの作品を集めた展覧会で、およそ40点が展示されています。
このうち学校の教室を表現した作品はMozuさんが高校3年生の時に作ったもので、30個以上ある机といすのほか、教科書に書かれた文字まで、細かく表現されています。また、「こびとのお風呂」という作品は、実際のお風呂の中にタイル1枚ほどの小さな浴室が作られバスタブやシャワーのほか、シャンプーなどのボトルも忠実に再現されています。一方、巨大な作業机を模したフォトスポットも設けられ小さな作品をのぞき込んだ来場者は、逆にこびとになった気分になって記念写真を撮っていました。松山市の小学3年の男子児童は「自分が小さい世界に入ったような気持ちになりました。ラーメンの食べかけまで細かく再現されていておもしろかったです」と話していました。40代の母親は「子どもの時からミニチュアが好きだったので、童心に帰った気持ちで楽しかったです」と話していました。この展覧会は松山市の愛媛県美術館で5月19日まで開かれています。