松山市の洋館「萬翠荘」で恒例のバラ展 約3000点を展示

愛好家が丹精込めて育てたバラ、およそ3000点を集めた恒例の展示会が国の重要文化財に指定されている大正時代の洋館、松山市の萬翠荘で始まりました。
展示会は愛好家でつくる「愛媛バラ会」と県が、毎年、この時期に松山市の萬翠荘で開いていて、70回目となることしは9日から始まりました。
会場には展示用と販売用に鉢植えの花や花瓶にいけられた作品があわせて300品種ほど、およそ3000点、並べられています。
このうちけさ行われた審査会で最優秀作品の「農林水産大臣賞」に選ばれた作品は深みのある赤い花が5輪バランス良く咲いていることなどが評価されました。
また、白や黄色など色鮮やかな花がまとめられた作品も展示されているほか、バラの苗も販売されていて、開始時間から多くの人が訪れて気に入ったバラを購入したり写真に収めたりしていました。
80代の女性は「知人の作品が出品されているので久しぶりに訪れました。変わった色のバラも見られてうれしいです」と話していました。
愛媛バラ会の石橋秀通会長は、「ことしは3月上旬の寒さが心配されましたが、会員が丹精込めて育てた作品をぜひ見に来てほしい」と話していました。
バラ展は、今月12日まで開かれています。