松山市小学校の児童クラブで会計担当者が200万余を着服

松山市の小学校の児童クラブの30代の会計担当者が運営費200万円余りを着服していたことがわかり、市から運営を委託されている委員会はこの担当者を懲戒解雇することを決めました。
松山市の味生第二児童クラブを市から委託されて運営する委員会は27日、会計を担当する30代の支援員が、児童クラブの運営費、あわせておよそ218万円を着服していたと発表しました。
委員会に所属する支援員は去年6月からことし3月までの間、およそ20回にわたって10万円から15万円ほどを着服していたということです。
今月、委員会の帳簿と預金口座の金額が一致しないことが判明し、聞き取りなどを行った結果、支援員が着服を認めました。
クラブ費は7割ほどが市からの委託料で残りは保護者の負担でまかなわれていて、支援員は「クラブの金庫から現金を持ち出し生活費に充てた」と話していて、委員会は26日、懲戒解雇にすることを決めました。
一方、着服した金は全額返還されたことなどから、刑事告訴はしないとしています。
松山市は、「会計処理が適切に行われていなかったことは大変遺憾で、すべての児童クラブに適切な会計処理の徹底を改めて通知し確認を行う」とコメントしています。