SNSロマンス詐欺 約1500万被害

松山市の60代の男性がSNSを通じて知り合った女性をかたる人物からうその投資話を持ちかけられ、現金およそ1500万円をだまし取られました。警察はSNSを使って恋愛感情を抱かせたうえで、現金をだまし取る、いわゆる「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査しています。

警察によりますと、ことし1月、松山市の60代の男性がSNSを通じて日本人と外国人を親に持つ30代の女性をかたる人物と知り合いました。
男性はその人物とSNSでのやり取りを重ね、恋愛感情を持つようになったところで、「おじが海外の投資をしていて利益を出している」などとうその投資話を持ちかけられたということです。
そして男性は勧められるがままに投資用のアプリをダウンロードし、アプリの中でマネージャーを名乗る人物からの指示を受けて、11回にわたってあわせておよそ1000万円を指定された口座に振り込んだということです。
その後、4月25日になって女性をかたる人物から「おじが投資を辞める」などとメッセージが届いたため、男性は現金を引き出そうとしましたが、「引き出すには保証金が必要だ」などと伝えられ、さらに500万円を振り込んだということです。
警察はSNSを使って恋愛感情を抱かせたうえで、現金をだまし取るいわゆる「SNS型ロマンス詐欺」とみて捜査しています。