「愛媛いのちの電話」相談員不足 今月末まで募集期間を延長

悩みや不安を抱える人たちの相談に電話などで応じる「愛媛いのちの電話」の相談員が不足し、事務局は今月末まで募集期間を延長して、応募の呼びかけに力を入れています。

「いのちの電話」は、悩みや不安を抱える人たちの相談に電話やインターネットで応じる取り組みで、愛媛県内ではおよそ40年前から活動が続けられています。
相談は毎日正午から深夜0時まで受け付けていて、現在70人あまりの相談員がボランティアで応じていますが、対応できる時間が限られる人も多いことから相談員が不足し、相談に応じられないケースも増えているということです。
このため事務局は、今月19日までだった募集期間を今月末まで延長し、応募の呼びかけに力を入れています。
対象は22歳から68歳で職業の制限はありませんが、報酬はなく、養成講座や実習を受けたあと相談員に認定されます。
申し込みはメールやFAX、郵送で受け付けていて、詳しい募集要項はホームページに掲載されています。
「愛媛いのちの電話」が去年1年間に受け付けた相談件数は9994件で14年ぶりに1万件を下回り、事務局は、人手不足で応じられない相談があったことが、件数の減少につながっていると見ています。
事務局は「特別な資格は要らないので、関心のある人はぜひ応募してほしい」としています。