中村知事「大規模災害対応につながる検証行いたい」

中村知事は、25日の定例記者会見で4月17日の地震の課題を検証し、南海トラフ巨大地震への備えを進めるため避難訓練やインフラの整備などに反映させていくことを明らかにしました。
この中で中村知事は「今回の地震はどう対応すればよいかという経験値になった。将来の大規模災害対応につながる検証をしっかり行いたい」と述べました。また、4月16日には石川県の珠洲市や輪島市など能登半島地震の被災地を視察したということで、「愛媛県にも能登と似た半島地域や山間地域があるので孤立が危惧される。南海トラフ地震から県民を守るために被害想定の見直しに着手していてその結果は県と市や町の対策に反映させていきたい」と述べました。さらに、「記憶が新しい内にこれまで以上に実践に即した防災訓練を実施したい。防災減災対策のインフラ整備は財政事情をにらみながら計画的に進めていきたい」と述べました。