宇和島市 地震で屋根が壊れた住民から不安の声

4月17日の地震で屋根が壊れる被害などが相次いだ愛媛県宇和島市では、23日に大雨が予想される中、被災した人からは不安の声があがっています。
震度5強の揺れを観測した宇和島市では、屋根が壊れる被害が相次ぎ、修理を行う地元の業者には多くの依頼が寄せられています。宇和島市中心部で30年ほど前から喫茶店を営む安藤哲也さんの(62)店舗兼住宅でも屋根の瓦が落下するなどの被害が出ました。21日の雨で、2階の母親の寝室に雨漏りが出たため、急ぎベッドやテレビなどの家具を別の部屋に移動させて、水滴を受ける容器を設置したということです。雨漏り対策として、22日午後、業者にブルーシートをかぶせてもらいましたが、23日夜から大雨が予想される中、不安を募らせています。安藤哲也さんは「一時的な修理はできたのでひとまずは安心しましたが、大雨で家の中が水浸しにならないか不安です」と話していました。