り災証明書の受け付け宇和島市役所に多くの人訪れる

4月17日の地震で震度5強の揺れを観測した愛媛県宇和島市では、被災した人がさまざまな支援を受けるのに必要な「り災証明書」などの受付を始めていて、多くの人が市役所を訪れています。
4月17日の豊後水道を震源とする地震で、宇和島市では住宅の壁にひびが入ったり、瓦が落下したりする被害が相次ぎました。宇和島市では、住宅が受けた被害を証明する「り災証明書」と車や家財道具などの被害の届け出があったことを証明する「り災届出証明書」の申請を受け付けていて、けさも申請のために多くの人が市役所を訪れています。窓口では、訪れた人たちがスマートフォンで撮影した住宅の被害状況を示しながら、申請の手続きを進めていました。市によりますと、21日までに申請があった「り災証明書」と「り災届出証明書」はあわせて17件で、「り災証明書」については、瓦や窓ガラスが数枚割れた程度のものは、証明書発行の対象外となるケースもあるということです。訪れた60代の女性は「屋根瓦が道路に落ちそうになっていて、急ぎ修理が必要です。保険金の手続きのために申請に来ました」と話していました。