伊方町で廃校の小学校教室をコールセンターに 雇用創出図る

人口減少が進む伊方町で、雇用を創出して地域の活性化を図ろうと東京の企業が廃校になった小学校の教室を活用したコールセンターを開設しました。
コールセンターは伊方町の旧水ヶ浦小学校に開設され、11日はコールセンター事業を手がける東京の企業の社員や、伊方町の職員などあわせておよそ20人が出席して開所式が行われました。
式では高門清彦町長が「大勢の方が働くことが町の活力につながっていく。快適に過ごしてもらえるよう町としても精一杯努めていきたい」とあいさつしたあと、出席者がテープカットをして開所を祝いました。
この東京の企業では人口が減少する地域の活性化を図ろうと各地に顧客からの問い合わせなどを受けるコールセンターを開設していて、従業員には地元の住民を優先的に採用しているということです。
伊方町のセンターの従業員は現在5人で、今後、50人程度まで増やしていきたいとしています。
コールセンター事業を手がける会社の高橋良太会長は「コールセンターという新たな産業は地域の方にとって不安な面があると思うが、安心して働ける素晴らしい環境にしていきたい」と話していました。