松山市の温泉施設と愛媛大学生”廃棄”みかんの皮温泉に再利用

愛媛大学の学生が松山市内の温泉施設と協力して本来廃棄されるみかんの皮を加工して温泉に再利用する取り組みを行いました。
この取り組みは国連が掲げる持続可能な開発目標について学ぶ愛媛大学法文学部の4年生およそ10人が松山市内の温泉施設「伊予の湯治場・喜助の湯」と協力して行いました。
12日朝、温泉施設に集まった大学生たちは事前に廃棄予定だったみかんの皮の農薬やワックスを洗浄し、2週間ほど乾燥させたものを露天風呂の湯船に浮かべていました。
みかんの皮は血行促進や湯冷め防止の効果が期待されるということです。
また、大学生たちは今後の研究に生かそうと利用者にみかん風呂の香りや、皮の再利用の方法など4つの項目についてアンケート調査も行いました。
みかん風呂に入った福岡県の50代の男性は「みかんの香りがしてとても気持ちいいです。みかんというのも愛媛らしくてよいと思います」と話していました。
参加した愛媛大学4年の鎌田陽花さんは「皮の乾燥などに苦労しました。利用する方にはみかん風呂を通してSDGsについて考えてもらいたいです」と話していました。
この「みかん風呂」は、今月15日の午前1時まで入浴できます。