小林製薬の紅麹問題 無関係の酒造会社に問い合わせ増加

「小林製薬」の「紅麹」をめぐる問題が明らかになったあと、酵母を使った桃色の日本酒を醸造する愛媛県西予市の酒造会社には、「色の原料は何か」などの問い合わせが増え、対応に追われています。

西予市宇和町にある「宇都宮酒造」は、110年以上前から続く酒造会社で、4つの銘柄の日本酒を醸造し、県内の酒店や道の駅などで販売しています。
このうち、着色料を使わず赤色酵母を使った桃色の日本酒について、小林製薬の「紅麹」の問題が明らかになったあと会社に消費者から「色の原料は何か」や「商品に問題はないのか」などの問い合わせが増え、対応に追われているということです。
このため、会社ではSNSなどに紅麹を使った商品は扱っていないことや、すべての商品の安全性に問題がないことを伝える投稿をしました。
酒造会社の山下英輔社長(39)は「誤った噂が流れることを心配しています。消費者の方には商品について正しく理解してもらいたいです」と話していました。