愛媛県が少子化対策・男女参画室新設で結婚から子育てまで支援

愛媛県は、新年度=令和6年度の組織改正で人口減少の課題に対応するため保健福祉部の中に「少子化対策・男女参画室」を新たに設置し、結婚から子育てまでの支援や企業の働き方改革などを推し進めることにしています。

愛媛県は、4月1日付けの新年度=令和6年度の組織改正を発表しました。
それによりますと、少子高齢化による人口減少が課題となる中、新たに、知事直轄のポストに「少子化対策・女性活躍統括部長」を設けるほか、保健福祉部の中に、「少子化対策・男女参画室」を設置し、結婚から子育てまでの支援や企業の働き方改革などを推し進めることにしています。
また、再来年春に愛媛県で60年ぶりに開催される「全国植樹祭」や来年9月に開かれる35歳以上のスポーツの祭典「日本スポーツマスターズ」の準備を進めるため、それぞれ専門の推進室を設置します。
一方、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い専門のポストを廃止するほか、去年10月に開催された「ねんりんピック」の担当課を廃止するなどして課や係などの数を全体で5つ減らし、組織のスリム化を図ることにしています。
中村知事は「人口減少問題は、総合力で政策を作る必要がある。出生率の向上や人口流入の促進、それに、外国人移住者の獲得などを進め、結果を出していきたい」と述べました。