伊方町 カスハラ対策で名札表記を名字のみに

住民から理不尽な要求やクレームを突きつけられるカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」。
自治体でも対策に追われる中、伊方町は、SNSでの中傷などを回避するため、職員の名札の表記を名字のみとして、顔写真の掲載も取りやめました。

全国の自治体では、職員の名札を見られて、名前を検索されたり、SNSなどに投稿されて中傷されたりする「カスハラ」が相次いでいて、徳島市や高松市など各地の自治体で、名札の表記の方法を変更するなど対策が進められています。
伊方町もこれまで職員の所属部署や名前、顔写真などを名札に表記していましたが、今月8日からカスハラへの対策として名字だけをひらがなとローマ字で表記し、顔写真の掲載も取りやめました。
こうした対策は愛媛県内では伊方町が初めてで、来月からは伊予市も表記を変更するということです。
伊方町総務課の井上恵隆課長は「職員が気持ちよく職務に専念できるような環境作りに努めてカスハラには毅然と対応し職員を守っていきたい」と話していました。