愛媛県内各地の県立高校で卒業式

県内各地の県立高校などで1日、卒業式が行われ、あわせておよそ7500人の生徒が慣れ親しんだ学びやをあとにしました。
このうち、松山市の松山南高校では、普通科と理数科の3年生、あわせて340人が卒業式を迎えました。
ことしは、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことを受け、はじめに、担任の教員が4年ぶりに卒業生の名前を一人ひとり読み上げました。
これに対し、生徒たちは「はい」と力強い返事をして立ち上がったあと、代表の生徒2人に卒業証書が手渡されました。
そして、池田哲也校長が、「新型コロナの影響が続く中でも、勉学や部活動などにいきいきと取り組んできたと思う。卒業後も、失敗を恐れずに挑戦を続けてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。
これに対し、卒業生を代表して、中岡柚羽さんが、「最後の1年間は新型コロナによる制限もほとんどなく、中学生のときはできなかった学校行事などを実現できました。この3年間を心の支えにして、卒業後も頑張ります」と述べました。
式のあと、卒業生たちは後輩に見送られながら教室へと戻り、クラスメートと卒業アルバムに寄せ書きをするなどして、別れを惜しんでいました。
春から県外の大学に進学するという女子生徒は、「長いようで早かった3年間でした。春からは、いろいろな人に出会って、さらに人間関係を広げていきたいです」と話していました。