八幡浜 子どもたち「火の用心」呼びかけ

「春の全国火災予防運動」が来月1日から始まるのを前に、八幡浜市で地元の子どもたちが商店街をパレードして、火の用心を呼びかけました。

春の全国火災予防運動は来月1日から7日まで住宅火災の防止などを重点に行われます。
これを前に26日、八幡浜市内の幼稚園や保育所の子どもたちと消防署の職員などあわせておよそ80人が防火を呼びかけるパレードを行いました。
子どもたちはおそろいのはっぴを着て、火の用心を呼びかける曲にあわせて拍子木を鳴らしながら、商店街のおよそ1キロのコースを練り歩きました。
また、地元の女性消防団のメンバーは、通りかかった人たちに火の取り扱いなどの注意点が書かれたチラシを配って火災予防の大切さを呼びかけていました。
参加した6歳の女の子は「楽しかったです。火事が起きてほしくないです」と話していました。
県内では26日も伊方町で住宅の一部が焼け、1人が死亡する火事があり、消防はこの時期、乾燥した空気や風の影響で火事が増えるおそれがあることから、火の取り扱いに注意してほしいとしています。
八幡浜地区施設事務組合消防署の前田悠佑さんは、「みかん農家のせんてい枝の焼却などの際にも消火の準備をしっかりして、火災の予防をしてほしい」と話していました。