小学生が「雅楽」に親しむ

子どもたちに日本の古典音楽「雅楽」に親しんでもらおうと松山市の神社の宮司らが市内の小学校で演奏会を開きました。
演奏会は、子どもたちに1200年以上の歴史を持つ日本の古典音楽「雅楽」に親しんでもらおうと松山市の三津 嚴島神社の宮司が地元の宮前小学校で10年以上前から毎年開いています。
19日は狩ぎぬを着てえぼしをかぶった宮司など3人がおよそ100人の6年生を前に雅楽の曲目として有名な「越殿楽」を演奏し児童たちは真剣な表情で雅楽の楽器の独特な音色に耳を傾けていました。
このあと児童たちは細い竹を束ねて作った笙(しょう)と呼ばれる楽器がきれいな和音を奏でることから「天からの声」と例えられていると説明を受けたり宮司らに指導を受けながら太ももをたたいて雅楽のリズムを学んだりしていました。
雅楽の演奏を聞いた男子児童は「歴史が好きで昔の音楽にも興味があります。生で演奏が聞けてとてもよかったです」と話していました。
父親が持っているサックスを吹くことがあるという女子児童は「楽器の笙とサックスとの音色の違いが印象に残りました。とても興味が湧きました」と話していました。