松山英樹選手逆転で米ツアー9勝目 アジア勢最多 松山市出身

松山市出身のゴルフの松山英樹選手が2年ぶりにアメリカツアーで優勝し、アメリカツアー通算9勝目を挙げました。
松山選手は最終ラウンドを首位と6打差の7位からスタートし、1番から3連続バーディー、さらに後半も2回の3連続バーディーをマークしました。
ボギーなしのバーディー9つで回った松山選手は通算17アンダーとして逆転優勝を果たしました。
松山選手のアメリカツアーでの優勝は2022年1月の大会以来、2年ぶり通算9勝目で、アジア勢では8勝で並んでいた韓国のチェ・キョンジュ選手を上回り、単独で最多となりました。
松山選手は「ティーショットはあまり良くなかったが、パットがすごく良かった。9勝目ができたのでふた桁に乗せたい。いいプレーが今週できたことを自信に変え、マスターズ・トーナメントまでにしっかり高めていければ」と話していました。
松山選手が2年ぶりにアメリカツアーの大会で優勝したことを受けて出身地の松山市では喜びの声が聞かれました。
松山市のゴルフ練習場で練習をしていたゴルフ歴40年という60代の男性は「朝早く起きて試合を見ていました。この10年、ずっと松山選手を応援し続けてきました。まさかの優勝にびっくりしました。愛媛の誇りです」と話していました。
また男性は「ゴルフの大会で自分が優勝したときにもらったゴルフバックには松山選手のサインが書かれていて今も大事に使っています」としてふだんの練習でもサイン入りのゴルフバックを使っていると話していました。
松山選手に会ったことがあるという70代の男性は「松山選手が中学生や高校生くらいのころに会ったことがあります。当時からほかの選手を圧倒するすごい選手でした。いずれ優勝するとは思っていましたがあっけに取られたというかさすがだなと感じました」と話していました。