野村町の復興WS今年度報告

西日本豪雨で大きな被害を受けた西予市野村町で続けられている住民参加型のワークショップが開かれ、地元の小学生などが今年度、復興に向けて取り組んできた活動内容を報告しました。
西予市野村町は、6年前の西日本豪雨で肱川が氾濫して大きな被害を受け、その後、地元の住民や学生などが復興に向けたまちづくりの計画を進めています。12日、開かれたワークショップには地元の小学生など80人が参加し、今年度の活動内容について報告しました。この中で、野村小学校の児童たちは、3月、肱川沿いに完成予定の防災広場に設置されるモニュメントをデザインしたことを発表しました。児童たちは▽モニュメントは被災の記憶を忘れないために被害が集中した7月7日の日付をかたどったうえ、▽地元の伝統行事「乙亥大相撲」にちなみ土俵をモチーフにしたと説明していました。また、野村高校の生徒たちはかつて養蚕業が盛んだったことから蚕のエサとなる桑の葉を使った商品作りに挑戦していることなどを発表しました。野村高校2年の女子生徒は「被災当時、地域の皆さんの気持ちが沈み絶望していた中で災害前よりも野村町が盛り上がってきていることが嬉しく誇りに思う」と話していました。