石手川ダムの貯水率平年大きく下回る 松山市節水強く呼びかけ

松山市の主な水源となっている石手川ダムの貯水率は8日午後3時時点で41.2%と平年より40.7ポイント低くなっています。このまま雨が降らなければ4月下旬に貯水率は0%になる見通しで、松山市は節水の協力を強く呼びかけています。

松山市の主な水源となっている石手川ダムの貯水率は去年9月以降、雨が少なかったことから、減少傾向が続いていて、8日午後3時時点で41.2%と平年より40.7ポイント低くなっています。
ダムを管理する松山河川国道事務所によりますと、このまま雨が降らない状況が続けば、石手川ダムの貯水率は4月5日ごろに20%になり、4月29日ごろには0%になる見通しだということです。
松山市は去年の秋から公用車の洗車を自粛したり大口利用者に節水の協力を依頼したりするなどの対応を取ってきましたが、先月30日からは、家庭用の上水で3%、かんきつ栽培などで使うかんがい用水で10%、農業用水で50%の取水制限を始めました。
松山市はシャワーをこまめに止めるなどして、1人1日20リットルを節水するよう強く呼びかけています。