松山市 買い物客も競りに参加 愛媛の「食」の魅力広める催し

かんきつや魚介類など、愛媛を代表する「食」の魅力を知ってもらおうと、買い物客がとれたての食材を出店で購入したり、「競り」に参加したりできる催しが松山市で開かれました。

この催しは県が開いたもので、松山市中心部の商店街には、かんきつや魚介類、それに地鶏などを販売する出店が20店ほど並びました。
催しでは、呼び物として、買い物客が参加できる「競り」が行われ、高級かんきつとして知られる「甘平」の中でも特に品質のよい「クイーンスプラッシュ」や、50キロ以上もあるマグロなど、10品目が出品されました。
中には、売り上げを寄付して能登半島地震の被災地を支援しようと、能登産の「ぶり」も出品され、競り落とされた瞬間、会場から大きな拍手が送られていました。
競り落とした食材は、市内の提携する飲食店に持ち込むと、その場で調理してもらい食べることができるということです。
ぶりを競り落とした松山市の40代の男性は、「いきのいいぶりなのでまずは刺身で食べたい。少しでも被災者のためになったらと思います」と話していました。
この催しは、今月下旬まで、毎週土曜日に開かれる予定です。