中国北京で愛媛の特産品PRする催し

中国の北京で、愛媛県の特産品をPRする催しが開かれ、みかんジュースや日本酒などが展示されたほか、こうした商品を直接、購入できる特設の通販サイトの紹介も行われました。

「出張!愛媛特産館」と名付けられたこの催しは、愛媛県が今月27日に北京にある日本大使館で開き、中国のSNSで情報を発信しているインフルエンサーや市民などおよそ150人が訪れました。
会場には、みかんジュースや日本酒、それに真珠やタオルなど、愛媛県の特産品が展示され、訪れた人たちは試飲をしたり、商品を触ったりして味や品質を確かめていました。
また、それぞれの商品の横には中国国内から利用できる特設の通販サイトに誘導するQRコードが掲示され、気に入った商品をインターネットを通じて直接購入できることを県の担当者が訪れた人たちに紹介していました。
会場を訪れた中国人の男性は「愛媛県の商品はすばらしかったです。特設サイトを利用してジュースやタオルを早速買いたいです」と話していました。
中国では不動産市場の低迷の長期化や厳しい雇用情勢などを背景に景気の先行きに不透明感が広がる一方、富裕層を中心に日本の商品や文化には依然として高い関心が寄せられています。
愛媛県産業政策課の重松朋孝営業課長は「日本の市場がこれから縮小していく中で、海外での販路拡大を進めていきたい」と話していました。