部下の食事に大量の七味 久万高原町の消防署員処分 

久万高原町消防本部は課長補佐級の50代の男性署員が部下の食事に無理やり大量の七味とうがらしをかけるなどのハラスメントを繰り返したとして減給の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは久万高原町消防本部で勤務する50代の消防司令です。消防本部によりますと、50代の消防司令は令和4年10月、20代の部下の食事に無理やり口にできないほどの七味とうがらしをかけるパワーハラスメントを行ったほか、行為について上司から注意を受けたあと部下やほかの職員たちの前で「俺は一生パワハラと言われる」と嫌みと取れる発言をしたということです。令和4年と令和5年、20代の職員から消防と町に相談があり、調査した結果、50代の消防司令は消防と町の聞き取りに対して一連の行為を認めたということです。消防本部は身体と精神に苦痛を与えるハラスメントを行ったとして消防司令を1月1日付けで、減給10分の1、3か月の懲戒処分としました。久万高原町消防本部の大野秋義消防長は「今後このようなことを起こすことがないように職員の管理、指導を徹底し町民の信頼回復に向けて取り組みます」とコメントしています。