愛媛県内 新型コロナ減少も引き続き注意

愛媛県は、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、12月31日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり5.67人で、前の週より0.13人減って、7週ぶりに減少しました。ただ、年末には、多くの医療機関が休診していたことも減少に転じた原因とみられるということで、県は、引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は、県内60の医療機関からの報告をまとめて公表しました。
それによりますと、12月31日までの1週間に報告された患者数は340人で、前の週より14人減少しました。1医療機関あたりの平均の患者数は5.67人で、前の週より0.13人減って、7週ぶりに減少しました。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、八幡浜保健所が10.71人で最も多く、次いで、四国中央保健所が8.2人、今治保健所が6.38人、西条保健所が5人、宇和島保健所が4.86人、中予保健所が4.57人、松山市保健所が3.56人となっています。
医療の状況です。
1月3日の時点で入院していた新型コロナの患者は、前の週から8人増えて143人で、このうち人工呼吸器などが必要な重症者は4人となっています。
また、おおむね10人以上の新たな集団感染は、四国中央市と新居浜市、今治市、西条市、伊予市、久万高原町、それに松野町の医療機関や高齢者施設などであわせて9件確認されました。
県は、患者数が減少に転じた背景に、年末、多くの医療機関が休診していたことも影響しているとして、引き続き、定期的な換気やこまめな手洗いなど感染対策を徹底するよう呼びかけています。