溶連菌感染症が過去最多 インフルエンザも増加

県内では主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種に感染した患者が過去24年間で最も多くなっています。またインフルエンザの患者も増えていて、県は感染対策を徹底するよう呼びかけています。

県内で患者が急増しているのは主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種A群溶血性レンサ球菌咽頭炎です。県によりますと、今月10日までの1週間に(12月)県内の37の小児科から報告された患者数は277人で、1医療機関あたりの患者数は7.49人となり、今の調査方法になった平成11年以降、過去24年間で最も多くなっています。また、今月10日までの1週間に県内の61の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1322人で、1医療機関あたりの患者数は21.67人と、前の週に比べて増加しました。特に患者が増えているのは、西条保健所の管内で、前の週と比べて1.9倍となっているほか、県全体で警報の基準を超えています。一方、県に報告された「プール熱」と呼ばれていた咽頭結膜熱の患者数は、今月10日までの1週間に112人と7週ぶりに減少しました。県は引き続きこまめな手洗いや定期的な換気に加え、タオルの共用を避けるなど感染対策を徹底するよう呼びかけています。