県産食材の新たな味わいや魅力 中国料理で発掘を

愛媛県産の食材の新たな味わいや魅力を発掘して、消費につなげようと、中国料理のコンクールが松山市で開かれました。
このコンクールは、県産食材の魅力を広く知ってもらい消費につなげようと、日本中国料理協会の愛媛県支部が開いたものです。
27日は、協会や松山市内の調理学校の講師など7人が県内の中国料理の料理人から寄せられた69点の料理のうち、予選を通過した20点を審査しました。
対象となる料理は、県産食材を6割以上使っていることが条件で、審査は肉などの畜産物を使った「畜産部門」と、魚介類などを使った「水産部門」の2部門で行われました。
審査員は、みかんの果肉を使った酢豚や、県産まだいの揚げ物などの料理をひとつひとつを試食して味や食感に加え、盛りつけなどの技術力、それにレシピの独創性など4項目で点数をつけていました。
日本中国料理協会愛媛県支部の重松寿支部長は「県産の食材はさまざまな種類があるので、ふだん使わない食材を使うことで新たなメニューの開発につながることも期待しています」と話していました。