松前町長選告示 現職と新人の2人立候補

任期満了に伴う松前町の町長選挙が21日告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補し、5日間の選挙戦が始まりました。

松前町の町長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、新人で元町の職員の田中浩介氏(40)と3期目を目指す現職の岡本靖氏(70)の2人です。
松前町長選挙は8年ぶりの選挙戦となり、届け出を済ませた2人はさっそく有権者に支持を訴えました。
田中氏は、「松前町は2040年には2万5000人まで人口が減少し、高齢化率は40%に達することが予測されている。このままでは、高齢者の負担が増えるばかりではなく、町の発展可能性は非常に低くなる。10年先、20年先を見据えて1秒でも早く、この課題に取り組む必要がある」と訴えました。
岡本氏は、「いままでの政策を着実に広げ発展させ、それに加え、現在の課題になっている少子化・人口減少対策に取り組みながら、防災・減災対策、健康づくりにも取り組む。地に足をしっかりとつけて、実直・誠実・正直なまちづくりを3期目においても進めていきたい」と訴えました。
松山市に隣接する松前町は人口およそ3万。
人口減少に歯止めをかけ、子育てしやすいまちづくりをどのように進めていくのかや、南海トラフ巨大地震や大雨による重信川の氾濫に備えた防災対策などが課題となっています。
投票は今月26日に行われ、即日開票されます。