紅まどんな16日販売開始へ 消費拡大に向け県庁でPR

愛媛県が開発した高級かんきつ「紅まどんな」のことしの販売が16日から始まります。これを前にJAの関係者が県庁を訪れて、消費拡大に向けたPRを行いました。

県庁を訪れたのは、「JAえひめ中央」の福島幸則代表理事理事長などあわせて5人で、田中副知事に面会しました。
「紅まどんな」は愛媛県が開発し、県内のみで栽培されている高級かんきつで年末年始の贈答用としても人気があり、ことしは16日から販売が解禁されます。
面会の中で、福島理事長は、ことしは夏以降、高温と乾燥した日が多かった影響で全体的にやや小ぶりなものの、糖度は高く、品質はよいと報告しました。
このあと試食も行われ、田中副知事は、「とてもおいしくて、生産者の品質管理のたまものだ。愛媛県産のかんきつのトップランナーとして販売数をさらに伸ばしてもらいたい」とエールを送りました。
JAによりますとことしの「紅まどんな」の生産量は去年に比べて3%多いおよそ4600トンと見込んでいて、県内の直売所やデパートで販売されるほか全国にも出荷されるということです。
「JAえひめ中央」の福島理事長は、「年々、おいしく仕上がってきているのでどんどん食べてもらってさらに知名度を上げていきたい。『紅まどんな』に続く、かんきつの品種とあわせて販路を拡大していきたい」と話していました。