今治市 児童が送迎バスに取り残される

FC今治のサッカースクールに通う児童が送迎バスで寝たまま気付かれず、1時間あまりにわたって車内に取り残されていたことがわかりました。スクールの責任者は、「時季によっては大きな事態になりかねなかった」として、再発防止を徹底することにしています。

FC今治を運営する「今治.夢スポーツ」によりますと、11月7日の夕方、サッカースクールに通う児童が今治市内で送迎バスに乗り、ほかの子どもたちと一緒に練習会場に向かったところ寝込んでしまい、運転手などに気付かれないまま1時間あまりにわたって車内に取り残されたということです。
送迎バスはこの間、練習会場でほかの子どもたちを降ろしたあと、別の子どもたちを迎えに行き、再び練習会場に戻っていましたが、運転手とコーチが最後部の座席で寝ていた児童に気が付いたのは練習が終わったあとだったということです。
児童が寝ていた間、車内には運転手もいて、児童の体調に異常はなかったということです。
運営会社によりますと、これまで子どもたちが練習会場に来ない場合は、欠席として扱っていたということです。
「今治.夢スポーツ」でサッカースクールを担当している島田信幸執行役員は、「時季によっては大きな事態になりかねず、管理不足でこのような事態を招きお詫び申し上げたい」と謝罪したうえで、今後は送迎バスの乗降時の子どもの確認を徹底し、事前に欠席の連絡がなく会場に来ていない子どもは保護者に連絡するなど、再発防止に努めるとしています。