「生理の貧困」解消目指し 生理用品無料配布のサービス

生理用品が必要なときに手に入らないなどのいわゆる「生理の貧困」の解消を目指そうと、14日から松山市の施設で生理用ナプキンを無料で提供するサービスが始まりました。
サービスは、松山市が生理に関する負担の軽減などを目指して東京の企業と連携して始めました。
松山市男女共同参画推進センターには、県内の自治体の施設で初めてとなる専用の装置が設置され、トイレを利用する女性が無料で生理用ナプキンが使えます。
施設の1階、2階、3階の女性トイレの個室内に設置された装置にスマートフォンで専用アプリを起動して近づけるとナプキンが出てくる仕組みです。
装置の画面に表示される広告の収入でナプキンの購入費用などがまかなわれるということです。
経済的な事情や自分で買うのが恥ずかしいなど、さまざまな理由で生理用品が十分に手に入らない「生理の貧困」は全国で課題になっています。
松山市市民生活課の笠置恵美さんは「トイレットペーパーと同じように生理用品も常備することで女性の負担軽減に繋げて、施設にいらっしゃる学生など多くの人に使ってほしい」と話していました。