高齢者や障害者含め外出のきっかけ作る歌声喫茶
自宅にこもりがちな高齢者や障害者などを含め、「歌声喫茶」を通じて誰でも気軽に外出できるきっかけを作ろうという取り組みが11日、宇和島市で開かれました。
この「歌声喫茶」は、自宅にこもりがちな高齢者や障害者を含めて、地域の人が誰でも気軽に出かけて集まることができるきっかけを作ろうと市の社会福祉協議会が開いたもので、会場の宇和島市の和霊公民館には地域の高齢者や障害者、それに親子連れなどおよそ30人が集まりました。
集まった人たちは、ギターの伴奏にあわせて「瀬戸の花嫁」や「川の流れのように」など懐かしい昭和の名曲を一緒に口ずさみました。
中には、曲に合わせて体を揺らしたり、手をたたいたりする人もいて、曲の間でコーヒーを飲むなどして思い思いに楽しいひとときを過ごしている様子でした。
参加した70代の女性は、「久しぶりにたくさんの人と歌を歌うのは本当に楽しかったです」と話していました。
歌声喫茶を開いた市の社会福祉協議会では、今後もこうした集まりを開くなどして、高齢者や障害者などが孤立しないように取り組みを進めたいとしています。