県内 新型コロナの患者数7週ぶりに増加

愛媛県は2日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、先月29日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり3.97人で前の週より0.38人増えて7週ぶりに増加しました。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は2日、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しました。
それによりますと、先月29日までの1週間に報告された患者数は242人で、前の週より23人増えました。
1医療機関あたりの平均の患者数は3.97人で、前の週より0.38人増えて7週ぶりに増加しました。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が11.3人で最も多く、次いで、四国中央保健所が5.2人、宇和島保健所が4.14人、今治保健所が2.25人、中予保健所が2.14人、八幡浜保健所が1.86人、松山市保健所が1.65人となっています。
医療の状況です。
1日の時点で入院しているコロナ患者は74人で前の週から11人増加し、人工呼吸器などが必要な重症者は1人のままでした。
医療機関と高齢者施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市と四国中央市、それに新居浜市でそれぞれ1件確認されました。
県は、引き続き定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。