シニア世代のスポーツと文化の祭典 ねんりんピック始まる

60歳以上の人たちのスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が28日から愛媛県で始まりました。

ことしで35回目を迎える「ねんりんピック」は、スポーツや文化活動を通じて60歳以上の人たちの健康づくりや社会参加を促そうと毎年、各都道府県で開かれている祭典で、愛媛県では初めての開催です。
初日の28日は、松山市にある県総合運動公園陸上競技場で総合開会式が開かれています。
式典の前には、愛媛県独自のスポーツ文化を紹介するパフォーマンスが披露され、松山出身の俳人・正岡子規が野球用語を考えるなど競技の普及に貢献したことが説明されました。
また、今治市で考案された「今治タオル」体操も披露され、競技場に集まった全員が手ぬぐいを使って腕や体を動かし、愛媛らしい大会を満喫していました。
そして、式典がはじまると各都道府県の代表選手などがそれぞれの自治体の旗を持って元気よく入場行進しました。
「ねんりんピック」のえひめ大会は、28日から4日間の日程で県内すべての市と町を会場に、陸上や健康マージャンなどあわせて29種目が行われ、およそ1万人が参加する予定です。