松山 「坊っちゃん列車」早期再開へ協議

松山市を走る観光列車「坊っちゃん列車」が当面運休となることについて、野志市長は24日の記者会見で、市の重要な観光コンテンツだとして早期の運行再開に向け、伊予鉄道と協議を進めていく考えを示しました。

伊予鉄道は運転士不足などを理由に、土日と祝日に松山市内を運行している観光列車「坊っちゃん列車」を今月29日の運行を最後に当面運休すると発表しています。
これについて、松山市の野志市長は24日の記者会見で、「市として『坊っちゃん列車』の車両の製作費や検査費を補助してきた経緯もあるため、事前に相談してもらい運行継続に向けて検討できなかったことを残念に思っている」と述べました。
その上で、「坊っちゃん列車」は市の重要な観光コンテンツだとして「早期の運行再開に向けてどのような支援ができるのか伊予鉄道と協議を進めていく」と述べ、早期の運行再開に向け、伊予鉄道と協議を進めていく考えを示しました。
これに対し、伊予鉄道は「地域の交通に関しては行政と民間が共に考えていくことが必要だ。『坊っちゃん列車』に限らず、今後も地域の交通について市と協議を継続していきたい」とコメントしています。