道後温泉で小学生がおもてなし

県内有数の観光地、松山市の道後温泉で地元の子どもたちが手作りの横断幕を掲げるなどして、訪れた観光客をおもてなしで迎えました。

この取り組みは道後温泉を訪れた観光客を歓迎しようと松山市が毎年行っていて、21日は、おもてなしの旗振り役を務める「まつやま観光キッズ」の小学生、およそ30人が参加しました。
子どもたちは道後温泉駅に集まり、横一列になって「ようこそ松山へ」と書かれた手作りの横断幕を掲げ、市内電車を降り立った観光客を元気よく出迎えました。
その後、子どもたちは観光客などでにぎわう近くの商店街を巡って、ポケットティッシュを手渡しながら「楽しんで下さい」などと声をかけていました。
ティッシュには道後温泉本館や愛媛銘菓のタルトなど子どもたちが描いた絵が添えられていて、心のこもったおもてなしに観光客は「ありがとう」などと応じ、目を細めていました。
神奈川県から夫婦で観光に訪れた50代の女性は、「特産品などがかわいく描かれていてうれしくなりました」と話していました。
おもてなしした小学6年生の男の子は、「松山は歴史あるすばらしい場所だと思います。訪れた人には、お城や道後温泉を巡って心を癒やしてもらいたいです」と話していました。