ＪＲ予土線存続に向け 愛媛と高知 利用促進の協議会一本化へ

赤字が続いているＪＲ予土線を存続・維持させるため愛媛県と高知県は、それぞれで行っている鉄道利用を促進するための協議会を一本化して、今月２７日に愛媛県松野町で初めての会合を開くことになりました。

全国の地方鉄道では多くの路線で赤字が続いていて、今月１日、自治体や鉄道事業者からの要請で交通手段の再構築を議論する協議会を国が設置できることを盛り込んだ改正法が施行され、ＪＲ四国は予土線などの一部区間を候補として自治体との議論を始めたいという考えを示しています。
こうした中、予土線を存続・維持させるため愛媛県と高知県は、それぞれで行っている鉄道利用を促進するための協議会を一本化して、今月２７日に松野町役場で初めての会合を開くことになりました。
会合では、愛媛県や高知県のほか沿線の自治体の関係者らが出席して、予土線の利用者を増やすための事業計画などについて意見を交わすことにしていて、両県は足並みをそろえて路線の存続を訴えていきたい考えです。