鬼北町の高校生が林業を体験

林業の担い手不足が深刻化する中、高校生に林業の魅力を知ってもらうための体験学習会が、17日、鬼北町で開かれました。

この体験学習会は、南予地方局が地元の森林組合などと合同で開きました。17日は、県立北宇和高校の2年生35人が鬼北町の山林を訪れ、林業の従事者などから林業の現状や仕事の内容について説明を受けました。このあと生徒たちは講師の手ほどきを受けながら、木を切ったり運んだりする大型機械を操作したり、チェーンソーを使って丸太を輪切りにしたりする体験をしました。また、山林の木を間伐する作業の体験も行われ、生徒たちは講師の指示に従って、真剣な表情で木を切り倒していました。参加した男子生徒は、「山林の木がこうやって家の柱になることを知り、やりがいのある仕事だと思いました」と話していました。講師の1人で、県の委託で林業の魅力を発信している地元の農林公社の社員、山内翔平さんは、「生徒たちに笑顔で体験してもらえてよかった。将来、就職する際の選択肢の一つにしてもらいたい」と話していました。