新居浜市 赤ちゃん殺害の母親罪認める

去年4月、新居浜市で出産したばかりの赤ちゃんを竹やぶに放置して殺害した罪に問われている33歳の母親の裁判員裁判が松山地方裁判所で始まり、母親は起訴された内容を認めました。
新居浜市の元飲食店従業員、立野由香被告(33歳)は、去年4月、新居浜市の竹やぶで自身が産んだばかりの男の赤ちゃんをバスタオルで覆うなどして放置し、殺害したとして殺人の罪に問われています。
19日、松山地方裁判所で裁判員裁判の初公判が開かれ、母親は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。
続いて、検察が冒頭陳述で「被告は以前から複数の相手と性的関係を持ち、平成30年には自宅トイレで赤ちゃんを産み落とすなどしていた。今回も同じようないきさつで妊娠した被告は、交際相手や家族に発覚するのを恐れ殺害を決意した」と指摘しました。
一方、弁護側は事実関係について大筋で認めたうえで、母親には軽度の知的障害があるなどとして、量刑について配慮するよう求めました。
判決は9月27日に言い渡されます。