新型コロナ 患者数が4週連続で増加

愛媛県は、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、今月10日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり19.3人で前の週より1.73人増えて4週連続で増加しました。
県は感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。それによりますと、今月10日までの1週間に報告された患者数は1177人で、前の週より105人増えました。1医療機関あたりの平均の患者数は19.3人で、前の週より1.73人増えました。
患者数が増加するのは4週連続です。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと四国中央保健所と西条保健所がいずれも28人で最も多く、次いで宇和島保健所が27人、松山市保健所が15.47人、今治保健所が15人、八幡浜保健所が14人、中予保健所が12.43人となっています。
医療の状況です。
13日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は121人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は、26.1%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は2人で、前の週から2人減りました。
医療機関と高齢者施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市と東温市、西予市、それに砥部町でそれぞれ1件のあわせて4件確認されました。
県は、感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。