県と愛媛大学が連携しデジタル人材育成へ

デジタル変革が進み、人材不足が課題となる中、県と愛媛大学は連携協定を結び、県の助成で、社会人が必要なデジタル技能を身につけるための講座を開講することになりました。

県は、令和12年度までにさまざまな産業分野でデジタル技術を活用できる人材をあわせて1万人育成することを掲げていて、去年から県内の大学と連携して人材育成に取り組んでいます。11日は県庁で、県と愛媛大学の連携協定の締結式が行われ、中村知事と仁科弘重学長が、協定書に署名しました。協定によって令和6年度、愛媛大学は県の助成で、社会人が新しい職業に就いたり成長が見込まれる社内の新たな業務に当たったりするために必要なデジタル技能を身につける「リスキリング」の講座を開講し、県とともに受講生を募集するということです。中村知事は「大学生だけでなく社会人も対象にした愛媛大学ならではの高度な人材育成に踏み込んで頂いているのを心強く思う。県内で大活躍する人材が続々と育成されることを期待する」と話していました。愛媛大学の仁科学長は「デジタル技術の活用で県内のさまざまな産業がいっそう活性化し、若い人が働きたくなる産業が増えることを期待する」と話していました。