愛媛県 新型コロナ3週連続で患者数増加

愛媛県は8日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、9月3日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり17.57人で前の週より0.6人増えて3週連続で増加しました。県は感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。それによりますと、9月3日までの1週間に報告された患者数は1072人で、前の週より37人増えました。1医療機関あたりの平均の患者数は17.57人で、前の週より0.6人増えました。患者数が増加するのは3週連続です。1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、宇和島保健所が27人で最も多く、次いで四国中央保健所が25人、西条保健所が24.4人、松山市保健所が14.06人、今治保健所が13.88人、八幡浜保健所が13人、中予保健所が10.43人となっています。
医療の状況です。6日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は119人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は25.6%となっています。このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は4人で、前の週から3人減りました。医療機関や高齢者施設、それに福祉施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、西条市で6件、今治市で2件、松山市、大洲市、新居浜市、鬼北町でそれぞれ1件のあわせて12件確認されました。県は、感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。