四国で線状降水帯発生のおそれ 土砂災害に警戒

前線や暖かく湿った空気の影響で四国では大気の状態が非常に不安定になっていて、6日午後にかけて発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生するおそれがあります。気象台は災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

気象台によりますと、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、四国では大気の状態が非常に不安定になっていて、太平洋側を中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る見込みです。これから6日午後にかけては、発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。1時間に降る雨の量は、いずれも多いところで太平洋側で70ミリ、瀬戸内側で50ミリと予想されています。7日朝までの24時間には多いところで太平洋側で250ミリ、瀬戸内側で150ミリの雨が降ると予想されていて、線状降水帯が発生した場合には局地的にさらに雨の量が増えるおそれがあります。
気象台は、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。