世界アルツハイマー月間で理解深める催し

今月の世界アルツハイマー月間に合わせて、認知症への理解を深めるシンボルカラーのオレンジ色の花などを展示する催しが、松山市で開かれています。

この催しは、松山市社会福祉協議会が行っていて、市総合福祉センターのロビーにはオレンジ色の花や風船のほか、多様性を認め合うことを願うことばや、認知症患者の介護を経験した人からのメッセージが展示されています。
このうち、認知症の夫を介護した女性のメッセージには、「あなたが忘れてしまってもわたしたちがおぼえているよ」と記されています。
県によりますと、県内の高齢の認知症患者は、令和7年には5万8000人余りにまで増加し、65歳以上の高齢者に占める割合は、およそ13%になると予想されています。
松山市社会福祉協議会生活支援コーディネーターの栗原栄里さんは、「メッセージから認知症患者や介護をした家族の思いを知ってほしいです。松山から認知症への理解をひろげていきたい」と話していました。
この催しは、今月末まで松山市総合福祉センターで開かれています。