松山市で子どもたちに食の大切さを伝えるイベント

愛媛の郷土料理、「いもたき」などを通して、子どもたちに食の大切さを知ってもらおうというイベントが、松山市で開かれました。

このイベントは松山市で子ども食堂を運営するNPO法人が開き、会場の畑寺福祉センターには、地元の小学生や保護者など80人ほどが集まりました。
はじめに地元の料理研究家、中村和憲さんが講演し、「肉や野菜を食べることは生き物の命をもらうことです。いただきます、ごちそうさまと声に出して感謝の気持ちを伝えましょう」と子どもたちに語りかけました。
このあと、道後地区のホテルの料理長らが調理した愛媛県の郷土料理「いもたき」や県内産の野菜を使った天ぷら、それにそぼろごはんなどがふるまわれました。
子どもたちは、「いただきます」と一斉にあいさつしたあと、友だちや親とおいしそうに食べていました。
小学2年生の女の子は「そぼろごはんと味の濃いおひたしを一緒に食べると美味しかったです」と話していました。
「NPO法人ライフサポートアゴラ」の相原輝久代表理事は「物価が上がって美味しいものを食べる機会が減った家庭もありますが、子どもたちも笑顔で食事を楽しんでくれて、よかったです」と話していました。