愛南町で4年ぶりに奉納相撲

愛南町で、100年以上の歴史があるとされる伝統の相撲大会が2日、開催されました。
愛南町の緑地区では、毎年この時期に「八朔相撲」と呼ばれる伝統の相撲大会が行われていて、新型コロナウイルスの影響でことしは4年ぶりに開催されました。
この相撲大会はもともと地区の神社に奉納する相撲として行われてきたもので、100年以上の歴史があるということで、小学生から大人までおよそ40人が参加しました。
このうち小学生の部では、学年ごとに団体戦と個人戦が行われ、「はっけよい」の合図とともに小さな力士たちが勢いよくぶつかり合い、熱戦を繰り広げました。
日が暮れ始めると、1人が連続で5人勝ち抜くまで終わらない「五番勝」など、伝統に則って相撲をとる「宮相撲」が行われました。
参加した人たちが何度も何度も土俵に上がって白熱した取り組みを見せると、訪れた人たちが大きな歓声や拍手を送っていました。
主催した地元の青年団の清水康平団長は、「自分も小学生のときに出ていた相撲大会なので、子どもの数は減ってきましたが地域の人たちと一緒に盛り上げていきたい」と話していました。